柔軟クレジットカード 審査基準と利益の仕組み

柔軟クレジットカード 審査基準と利益の仕組み

2007/04/10(火)
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この1年ほどでキャッシング大手を中心に、審査通過率が大きくダウンしているというニュースを見かけました。実際に各社が公表しているデータを見ても可決率は低下しており、行政処分によるダメージが残るアイフルでは半分近くまで落ち込んでいるのが目立ちます。

その一方、クレジットカード各社はどうかといえば、さほど審査が厳しくなったという話はありません。たしかに今年度だけは赤字になってしまった会社もありますが、ほとんど大半が安定したサービスを続けています。

考えられる理由はいくつかありますが、この違いは消費者金融とクレジットカード会社の「利益の仕組み」が異なっているからと言えます。

消費者金融はキャッシングの利息からしか儲けが得られないのに対し、クレジットカード会社は

・年会費(無料の場合もある)
・加盟店手数料(ショッピング額の数%)
・キャッシング、カードローン利息
・ショッピングの分割、リボ払い手数料

といった複数の収入源があります。だから、貸金業法が改正されてキャッシング利息が減ることになっても、他のサービスを強化してカバーすることが可能なのです。だから大手の消費者金融のように、あわてて審査基準を引き締める必要がありません。

むしろAMEXカード等を発行しているクレディセゾンは、自社のフォービートカードが14.6%という低金利キャッシングなのを武器にし、かなり積極的なユーザー獲得に乗り出しています。もともと流通系カード会社のセゾンは審査が甘いため、キャンペーン等をうまく利用することでカード入手の可能性はかなり高まります。

また、昭和シェル石油が発行するスターレックスカードだと、ガソリン割引特典を付けることで自社店舗にユーザーを集めてくることが出来ます。クレジットカードで直接儲けなくても、こうした方法で結果的に自社の利益を増やすことが可能です。この儲け方はユーザー数が多いほど威力を発揮するので、やはり入会審査はかなり柔軟になっています。

このようにクレジットカード会社は、幅広い利益構造を持っているため、貸金業法が改正されても消費者金融ほどのダメージを受けずに済んでいます。今まで「クレジットカードは審査が厳しいから」と敬遠していた方でも、これからは相対的に審査が甘くなっているクレジットカードの活用法を考えてみると良いでしょう。

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